いよいよ手術台に上がります。
二回目ですし、手術室の殺風景な風景にも驚きません。
よし、これが終われば病気から解放される!
部屋の端で主治医の先生がPCを操作しながら、
手術の助手さん方と世間話しています。
「あそこのお店どうだった?」
とかなんとか。
もう!先生ったら、私のことほおっておいて・・・。
私、これから手術なんですけど。
でもまあ、世間話なんてしているぐらいだから、
先生はそんなに緊張もしていないってことですよね。
そんなに難しい手術ではないのかも。
先生にしたら、日常茶飯事みたいな手術ってことなのかもしれません。
そう思うと少し気が楽になってきました。
逆に私を安心させるための世間話だったとしたら、
先生はかなりの策士です。
まあ、わざわざそんなことする感じの先生ではないので、
本当に余裕だったんじゃないかな、と思います。
手術は全身麻酔ですので、目が覚めたら終わっていることでしょう。
この点では、前回の下半身麻酔よりは楽です。
前回は下半身麻酔でしたので、手術されている実感があって、
痛くはないのですが、やはり体はきつかったです。
精神的にも大変でした。
さて、全身麻酔の準備が始まります。
私の周りであわただしく手術をしてくださる方々が動き回ります。
点滴をしたり、酸素マスクを付けたり。
「では、意識がなくなりますよ」と合図されたように思います。
「いつ意識がなくなるんだろう?」
と思っている間に、私の意識はなくなっていきました。
そして、どのぐらいたったのでしょうか。
意識はありませんでしたが、長い時間がたったようにも感じられました。
「終わりましたよ」
と声を掛けられ、目が覚めました。
周囲は手術前同様に人が大勢でざわざわしています。
頭がぼーっとします。
何とか、「あー、終わったんだ・・・」と
やっと状況を把握。
手術台からベッドにうつされ、病室に帰るのですが。
とにかく眠い!
病室に戻る間も動くベッドの上で寝ていたかもしれません。
麻酔のせいで頭が働かず、記憶もあいまいです。
病室には旦那さんと父が待っていてくれましたが、
私は酸素マスクをつけたままですし、全身麻酔のせいでウトウトしていました。
手術が終わって、私の無事を確認すると、
男2人、あまり長居はせずに帰ってくれたと思います。
とにかく全身麻酔の後の眠気がひどかったです。
午後はずっと寝たり起きたり繰り返していました。
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