結局、子供が二人ともインフルエンザにかかるという、
最悪の事態になってしまいました。
仕方なく子供たちを居間にいさせることにして、
私は寝室にいることにしました。
少しでもインフルエンザの感染を防ぎたかったからです。
次女はインフルエンザの仲間ができた、と思ったらしく、
急に元気になり、学校を休まなければならない間、
二人で楽しく過ごしているようでした。
居間からキャーキャーと楽しく遊ぶ声が聞こえてきます。
「なんだか楽しそうだな。」
私はちょっと複雑な気分です。
まあ、元気なのでいいんですけど。
長女はずっと微熱が続いており、高熱までには上がりませんでした。
ですので、普段とあまり変わらず元気に過ごしていました。
もし、妹がインフルエンザではなく、このままの微熱だったら、
長女にインフルエンザの検査も受けなかったかもしれませんし、
気付かないまま、学校に通わせていたことも考えられます。
もしかしたら、学校にもインフルエンザと気付かずに、
「なんかちょっと体調が悪いな、なんだろ風邪かな?」
程度に考えて、学校に通っている子供もいるかもしれません。
ちょっと怖くなりました。
長女は比較的元気でしたし、次女の高熱と幻覚症状も収まり、
インフルエンザはそろそろ落ち着いてきていました。
まずは次女が病院に行って、登校の許可をもらいました。
2日後に長女も病院で登校許可をもらいました。
よし!これでやっと、自分の子宮頸がんの治療と向き合うことができます。
頑張ろう!という気持ちが高まってきました。
延期していた病院にもやっと行くことができ、手術の予約を取りました。
希望していた日に入院・手術ができることになりました。
で、その日。驚くことがありました。
私が婦人科の中待合で待っていたときのことです。
見たことのある人が、やはり中待合の椅子に座っているんです。
旦那さんのいとこ?
最初は他人の空似だと思いました。
「まさか、こんなところにいるわけないし・・・。
そうだとしても、同じ日の同じ時間に一緒になるなんて、
あり得ない。気のせいかも。」
と思いましたが、旦那さんのいとこはエステの仕事をしているからか、
ヘアスタイルは特徴的なショートカットでこだわりがあったり、
目鼻立ちもくっきりしていて、特徴的な容姿です。
「他人の空似なんてあるのかな?そこまで似ている人なんて、」
いるはずないかも?やっぱりいとこなのかな?」
そういえば、向こうも私に気付いているような・・・
そんな感じも受けましたが、
もしいとこだったとしても、
この場所で声を掛けるのもなんだか気まずいし・・・
この大きな病院の婦人科に来ている、ということは・・・
私のような「がん」か、それ相応の婦人科の病気、
もしくは出産間近など、ここに来る患者さんはかなり限られます。
年齢的にも出産、ってことはまず考えられないから・・・・
やっぱり子宮頸がんなの?
まさか、そんなことある???
と、待合室であれこれ悩んでいるうちに、私は呼ばれて診察室へ。
これから手術と入院の説明があるのです。
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