「ひるまえほっと」で紹介の「クライムプログラム」

また話は変わってしまいますが・・・。

12月13日のNHK「ひるまえほっと」で、
NPO法人ホープツリーさんの「クライムプログラム」の活動を
拝見しました。
がん患者さん向けの、心のケアの活動は病院や自治体で
開催されていると思いますが、「クライムプログラム」は、
がんになってしまった親をもつ、子供のための心のケアを
目的としています。
この活動、テレビで今日初めて知りました。
東京中心の活動のようですが、全国にもあるのでしょうか?
もしなければ、もっともっと広がってくれるといいなと思いました。

私が「がんかもしれない」と言われたとき。
やっぱり一番に心配だったのは子供たちのことでした。
自分がいなくなってしまうのは、怖いとも思いましたが、
やっぱり一番不安だったのが、子供を残して自分がいなくなってしまうことでした。
子供はまだ小学生ですし、母親が必要です。
もし私がいなくなってしまったら、子供はどうなるんだろう?
と考えると、怖くて眠れませんでした。
私は現在43歳になりましたが、自分母親もまだ元気にしておりますが、
この年齢になっても母がいなくなるなんて、考えたくありません。
子供たちはまだ小さいのに母親がいなくなってしまうなんて。
可哀想すぎます。
旦那さんがどなたかと再婚でもしてくれれば少しは・・・
とまでも考えたりしました。

今日、「ひるまえほっと」で取材を受けられたご家族は、
お父さん、お母さん、小学生ぐらいの男の子3人家族です。
ある日、お父さんに脳腫瘍が見つかりました。
お母さんは子供に心配をかけたくないからと、
子供にはお父さんの病気のことは黙っていたそうです。

ですが、お母さんが精神的に追い詰められていく中で、
子供にもあたってしまうことも増えてきたそうです。
お父さんも病気のため、うまく話ができなくなってきたりしてしまいます。
男の子もそんな生活がガマンできなくなり、ある日気持ちをお母さんにぶつけ、
そこでやっとお母さんと男の子が話し合えたようです。
でも、お互いに一番不安なことは心に隠したままで、
言えないままでいました。

そんな時に、「クライムプログラム」に参加しよう、ということになったそうです。
「プログラム」の中では、お面を作ったり、箱を作ったりしながら、
自分の気持ちを表現したり、気持ちに向かい合ったりしていました。
男の子の作ったお面は、涙を流したような悲しい顔をしていました。
また、箱には自分好きな絵や写真を貼って、中には不安な気持ちを書いて入れていました。

最後に、男の子は自分が作った不安を閉じ込めた箱を開けて、
お母さんに自分の不安な気持ちを書いた紙を渡しました。
そして、お母さんにもこの箱を作ってプレゼントしていました。
お母さん、うれしかったでしょうね。
気持ちを共有することができたのです。

私は自分の気持ちとも重なってしまい、涙をこらえることができませんでした。
私は「がん」から解放されたけれど、自分が「がん」だったとき。
「がん」のことがいつも頭から離れなくて、ご飯もおいしいと思えなかったし、
何をしても楽しくなかったし、心から笑えませんでした。
そんな思いをずっと抱えていかなければならない、このご家族の気持ちを考えると、
たまらない気持ちになります。

「がん」になった時の気持ちは忘れてはいけないし、
今でも苦しんでいる家族がたくさんいることも忘れてはいけないと
思いました。

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