何とか私の細い血管に点滴も無事に刺さりまして、
点滴を持ち、そのまま徒歩で手術室に向かいます。
手術は2カ月前にも円錐切除術を受けていましたので、
初めてではないですし、気持ちには余裕もありました。
もちろん手術室の場所も知ってます。
心配なことがあるといえば、今回の手術は全身麻酔ってことでした。
前回の手術は下半身麻酔でした。
また今回は、手術が終わった後もずっと酸素マスクを付けていないといけない、
っていうのも不安がありました。
手術が終わって、翌朝まで酸素マスクは付けたままになるそう。
私は鼻炎がひどいので、鼻呼吸がくるしくなるのではないかと。
心配はそのぐらいでした。
点滴のスタンドをガラガラ押しながら、いざ手術室へ!
この手術が終われば、もう子宮頸がんのことは考えずに済む!
これ以上家族にも心配かけることもない!
これでおさらばだ!
手術室に向かう途中、ふと呼び止められました。
主治医の先生です。
なんだか久しぶりの再会。
今、ここにいるってことは・・・?
今日は私の手術を担当してくださるみたい。
前回の円錐切除術は、イケメンの若手お二人が私の手術を担当してくださいましたが、
ほぼお会いしたことがなかったお二人でしたので、
(手術の前日に病室にあいさつに来てくださっただけで・・・)
ちょっと不安でした。
今回は主治医の先生が担当してくださるので、ほっと安心。
ですが、ここで主治医は驚くべき質問をしてきました。
「今回の手術ですが、子宮頸がんにしますか?
子宮筋腫にしますか?」
えーっ!!今ここでそれ聞ちゃう?
って思いましたが、私は即答しました。
「子宮頸がんで!」
というのは、がん保険が適用されるかどうかが、
ちょっと微妙だったからです。
こちらの病院では、4月から子宮頸がんの腹腔鏡手術でも
がん保険が適用されることになったのですが、
先生に「4月は人事異動もあったりして、
引き継ぎでバタバタしているから、
ちゃんとがん保険が適用できるかどうかはっきりわからない」
といわれていたからです。
私の子宮には子宮筋腫もあったので、
子宮筋腫だったら腹腔鏡での手術だったら間違いなく生命保険が適用できる、
ということでした。
それで今回の子宮摘出の手術をどっちにするか?
を聞かれたんです。
(詳しくは以前の記事をご覧ください)
私は子宮頸がんだし(子宮筋腫もあるけど)、
がん保険にも長年入っていたこともあって、
子宮頸がんで手術したいという希望がありました。
がんだともらえるお金も違ってきますしね。
手術を4月まで伸ばしたのも、腹腔鏡の子宮頸がんの手術で、
がん保険が受け取りたかったからです。
私の返事を聞いて、先生はスタスタっと急ぎ足で手術室へ
行ってしまいました。
先生、ちゃんとわかってくれたのかな・・・
と思いましたが、とりあえず手術の前に確認できたから良かった。
これで心置きなく手術ができます!
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