翌朝、私が手術と入院をする病院が開く時間を見計らって、
予約変更の電話を入れました。
子供がインフルエンザで予約した日に行かれなくなってしまいました、
と言ったところ、すぐに予約を延期してくださいました。
とりあえず、一安心です。
次女のインフルエンザは、これまでにないほど
ひどいものでした。
熱も高温のままなかなか下がりません。
静かに寝ているから、「これで大丈夫かな?」
とちょっと安心していると、
また、あの幻覚症状が起こります。
朝になり、熱も落ち着いてきたので、これで大丈夫かな、
と思うと、娘が急に起き、
「ママー!ここ怖い!ここが怖い!」
と狂ったように泣き叫ぶのです。
普段の泣きかたではありません。
目を見開いて、本当に怖いものを見たかのような表情です。
その時はあまりにも次女が興奮して泣き叫ぶので、
私も慌てて、旦那さんに
「電話を持ってきて!」
と叫びました。
これはもう、私にはどうしようもない、救急車かも!?
と思ったのです。
ですが、また少ししたら落ち着いてきました。
今まで、寝室で一人で寝かせていましたが、
居間で私と一緒に過ごすことにしました。
あまりに「怖い、怖い」といいますし、異常行動もありえます。
一応、近くにいましたし、寝室も一階でしたが、
さすがにこのまま一人にさせておくのはかわいそうでした。
私にインフルエンザがうつる不安もありましたが、
そんなことは言ってはいられない状況でした。
次女は居間に来ると、今までわめいていたことがウソのように
落ち着いてきました。
最初からこうすれば良かった、と思ったぐらいです。
夕方になり、長女が学校から帰宅しました。
この日は年に一度のスキー教室でした。
疲れて帰ってくるだろうな、とは思っていましたが、
いつもよりぐったりとしていました。
翌日は普通に学校に行きましたが、帰宅するとやはり
ぐったりと疲れた様子です。
一応、長女も熱を測ってみました。
37度と微熱がありました。
・・・むむ、嫌な予感がします。
すぐに旦那さんに、近くの病院に連れて行ってもらいました。
もちろん、インフルエンザの検査をするためです。
微熱だったので、大丈夫かな?、とは思いましたが、
妹がインフルエンザですので、疑いの余地はあります。
調べてもらってもし、陰性だったら安心できます。
で、病院で検査をしてもらった結果・・・
なんと「陽性」!
これはもう、苦笑いするしかありませんでした。
とりあえず、私の手術と入院をする病院の予約日までには
まだ日にちがありましたので、
「姉妹2人、まとめてインフルエンザの面倒をみよう!」
ということになってしまいました・・・。
私も子宮頸がんを抱えながらの、看病ということになってしまいましたが、
体は元気でしたし、自分のことよりも子供のことが心配で、
がんの不安もこの時ばかりは少しは忘れることができました。
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