円錐切除術が終わって、しばらくはグッタリしていたのですが、
夕方までには体力も回復し、母曰く顔色もよくなり、
ベッドで座れるまでに回復しました。
ありがたいことに、その日の夕食も食べることができました。
ですが、ひとつ気になることがありました。
ちょっと頭痛がありました。
麻酔の副作用で、強い頭痛が出ることがあると、
事前の手術の説明で、主治医から聞いていました。
退院が伸びるとすれば、この副作用の頭痛がひどすぎて起き上がれない、
っていうのが、一番多いケースだとおっしゃっていました。
もし、このままひどくなったら、予定通り明日退院できないの!?
この時私が感じていた頭痛が、麻酔による副作用なのか、
それとも別の原因のものなのか、判断できませんでした。
私はもともと頭痛もちなので、ちょっと緊張しただけでも、
筋肉が硬直して頭痛になることは頻繁にありました。
若いころは、高速道路を運転すると緊張するので、
運転後はひどい頭痛になったりしました。
外出先でも、よく頭痛を起こしていましたので、
もしかしたら、そっちの緊張型の頭痛かもしれません。
手術で緊張して頭痛になった、というのも考えられなくもないからです。
手術の後も、2人のイケメン先生が私の様子を見に来てくださいました。
最初にあらわれたのは、俳優の田中圭さん似の圭先生(私の中の呼び名)。
「体調で気になることはありませんか?」と優しく聞いてくださいました。
その時はそこまで頭痛はひどくなかったので、
「大丈夫です!元気です!」と答えました。
手術が終わったばかりで、「元気です!」っていう患者さんって
なかなかいないかもしれないわ、って心の中で突っ込みました。
その後来てくださったのが、
野村周平さん似の周平先生(こちらも私の中の呼び名)。
この先生、身長もすらっと高くて、めっちゃイケメンなんですが、
いつもマスクをしています。
マスクでさらに強調そのキリッとした切れ長の目が凛々しすぎて、
ちょっと怖くも感じなくもない。
美形の人は冷たい印象をあたえる、っていいますが、
それに近い印象も受けるんです。
で、周平先生がいらっしゃったとき、私は頭痛のピークでした。
「体調はいかがですか?」と周平先生に聞かれたとき、
「元気なんですが、ちょっと頭痛がします。」
と答えました。
周平先生は、
「座っていると、頭痛がひどくなるかもしれないです。
寝ていたほうがいいです。」
とだけ言って、去って行ってしまいました・・・。
ベッドは、ベッドの下のレバーをグルグル回して、
ベッドを起こしたり、倒したりできるようになっています。
その時の私のベッドの状態は少し起き上がった状態でした。
先生っ!「寝ていたほうがいい」と言われましても、
自分でベッド直せないじゃん!!!
寝ていたほうがいいと思うのなら、
ベッド直してくれればいいのに・・・。
ちょっと困惑。
でも、べっつにこのままでもいいしー!
と思い、このままベッドは起こしたままで、
ちょっとイケメンに反抗してみた私なのでした。
ってか、自分じゃベッド直せないだけなんですが。
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