最悪の年末年始

この年の年末年始は最悪な気分ですごさなければいけなく
なってしまいました。
お正月は毎年私の実家でのんびり過ごしていました。
今年も実家で過ごすつもりではいましたが、
両親や家族と笑顔で過ごせるのだろうか?と思うと
不安でした。

この頃は精神不安定で、ちょっとしたことでも
悲しくなって涙が出てくるのでした。

クリスマスの時のことです。
この日もたまたま実家にいましたので、
母がみんなでクリスマスケーキを作ろうと、
スポンジ台や生クリームなど材料を用意してくれていました。

みんなで楽しくケーキを作っている中、
私が長女に、
「これはそうじゃないよ、こうだよ」
とちょっとうるさく注意したんです。
それが反抗期の長女には気に入らなかったみたいです。
急に長女が怒り出してしまいました。



まあ、反抗期の娘にはよくある事なのですが。
ですがこの時の私には、受け流すことができませんでした。
急に涙がこみあげてきて、泣いてしまいそうになりました。
一人、別室でポロポロ涙を流しました。

この時にはまだ両親には子宮頸がんのことを話していなかったので、
急にその場からいなくなった私に母は「おかしいな?」と
感じていたかもしれません。
私もこのままでは、変に思われると思い、
この後、自分が子宮頸がんの検査でひっかかったこと、
大きな病院で詳しい検査をすることを話しました。

母は「うちはがんの家系じゃないから大丈夫だよ」
と言っていました。
子宮頸がんは、「遺伝は関係ないんだよ」と、
言いたかったのですが、これ以上心配をかけたくなかったので、
「そうだね。」と返事をしておきました。

年末年始の楽しい行事や美味しいお料理も
あんまり楽しいとも美味しいとも思えず、
ただ自分の体のことや、これから先のことばかり考えてしまい、
不安な気持ちが消えることは、一瞬もありませんでした。

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