「がん」の宣告・・・心の不安との戦い

「あなたは癌です」

ある日突然そう、医師に宣告されてしまったら・・・。

想像したことはあるでしょうか?

私はまったく考えたことはありませんでした。
ドラマとか映画とか小説の世界?
という感じしかなくて。
癌なんて、私には関係ないと思っていました。

私の頭の中は勝手な想像で、
「癌=死」という方程式がなりたっていました。
こういう人は、かなり多いのではないかと思います。

ですから、自分が「癌ではないか?」と言われたとき、
「私は死ぬの・・・?」
という恐怖に襲われてしまいました。

「癌」を治そう、前向きに治療しよう、という意識よりも、
「死が近いのでは」という恐怖で頭がいっぱいになってしまったんです。

怖くて怖くて仕方がありませんでした。
前にも書いたかと思うのですが、夜になると恐怖がましてきて、
どうやって息をしたらいいのかわからなくなって、
過呼吸になって、何度も苦しい思いをしました。

このままでは、「癌」が進行するまえに、
精神面が参ってしまうのではないか、と思いました。
それだけ、「癌」の宣告というのは他の病気に比べても、
ショックが大きいのではないかと思うのです。

しかも子宮頸がんの場合は、自覚症状が少なすぎるので、
体は元気なんですよね。
お腹にチクチクするような痛みが時々あるぐらいで、
ガマンできないほど痛い、とかっていうのはないんです。

子宮頸がん検診で、ある日突然「癌かもしれない」と
告げられた時のショックといったら、他にたとえようがありません。

過呼吸は、入院中もありました。
手術が終わってからも急に息苦しくなりました。
退院してきて、家に帰ってきても過呼吸の症状は現れました。

退院してきて夜も眠れなかったので、
近くの心療内科もやっている内科へ行きました。

そこで、先生に
最近、子宮頸がんになり、手術をして退院したこと、
不安で時々息苦しくなること、
を話しました。

すると先生は、
「そんな大変な思いをしたら、眠れなくなるのは当然だし、
息苦しくだってなるよな。」

とおっしゃいました。

その言葉で、自分の心が一気に軽くなったんです。
「ああ、この先生は私の苦しみをわかってくれた」
そう思っただけで、不思議ととっても楽になりました。

その日から、過呼吸になることはなくなりました。

私はきっと自分の苦しみを誰かに「共感」してもらいたかったんだ、
と思います。

「癌」で落ち込んだり、不安になったり、恐怖に襲われることは
当たり前のことです。

「癌」の不安から、救ってくれるのは、「共感」だけなのではないかと
思います。

もし、病気で悩むことがありましたら、病院のカウンセリングを予約したり、
がん経験者との集まりに参加するのも良いかと思います。
また近くに心療内科がありましたら、そこで先生に悩みを聞いてもらうだけでも、
良いと思います。

一番いけないのは、一人で悩むことかもしれません。

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