子宮頸がん検診の結果を知らせてくれた先生は私に、
「何か症状は出ていませんか?」
と質問してきました。
私は先生に
「特には・・・ないです。」
と答えました。
ちょっと考えてみましたが、症状に当てはまりそうなことは
まったく感じていませんでした。
これといって、自分の体に思い当たる症状がない。
だから余計に、この検診結果が信じられない、
というのも、当時の私には仕方がないことかもしれません。
私の体系は身長も低いし、体重もあまりなく、小柄ではありますが、
これまでこれといった病気はしたことがありません。
逆に自分の健康には自信がありました。
「私は本当に病気なのか・・・?」
不安な気持ちで押しつぶされそうになりながら、
何とか家まで歩いて帰りました。
家について、早速、自分の検査結果について、インターネットで調べました。
この「AGC」っていったい何なのか?
腺癌ってなんなのか?
初めて聞く言葉だったので、
一体それがどんな病気なのか?
重い病気か、軽い病気か?
それすらもわからなかったのです。
調べれば調べるほど、
大変な病気、ということがわかってきました。
自分の体の中で、今何が起こっているのか?
こうしている間にも、病気が私を蝕んでいるのではないか?
現実を突きつけられて、恐怖が押し寄せます。
でも心のどこかでは、
「この検査結果は何かの間違いじゃないのか」
と、疑う気持ちもぬぐいきれませんでした。
「AGC」とは腺癌疑いということで、
腺癌とは、腺にがんができているということだそうです。
この「腺癌」というのが、かなりたちが悪いらしいのです。
子宮頸がんは、「扁平上皮がん」と「腺癌」の2種類があります。
扁平上皮がんは、組織の表面にできるので、
表面のがんを取り除く手術をすれば、
それで治療を終わらせることが多いのだそうです。
ですが、子宮頸腺癌は子宮の奥にも癌が広がってしまうこともあり、
表面を取り除く手術だけでは不十分な場合が多く、
子宮摘出や、卵巣摘出、広がっていた場合にはリンパも取る手術を
受けなければならないらしい、ということだそうです。
子宮摘出・・・
調べれば調べるほど、怖くなることばかり出てきます。
「調べなければよかった」と後悔。
今はインターネットでなんでもすぐに調べることができる時代。
それが本当にいいのか?悪いのか?
調べることでただ単に恐怖や不安を大きくしてしまいました。
これがもしインターネットが普及する前の出来事だったら、
私は「AGCってなんだろー、わかんないから仕方ないな~」
で終わっていたかもしれない。
まだはっきり腺癌だと断定されたワケでもないのに!
とにかく次回の検査結果が出るまでは、深く考えないようにしようと、
検索するのをやめました。
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