円錐切除術を受けた入院の夜に・・・

さて、円錐切除術を受けた時のお話に戻したいと思います。

この日の午前9時に円錐切除術を受けた私。
午後には回復してベッドに座れるようにもなり、
夕食も食べることができました。
夕食は通常食だったと記憶しています。
その夜、病院に一泊すれば、明日の朝にはめでたく退院できる予定です。
何もなければですが。

円錐切除術が終わった後、傷口やお腹はまったく痛くありませんでした。
前々回お話ししたように、ちょっと頭痛はありました。
でもガマンができないような痛みではありませんでした。
尿管がうまく入っておらず、尿が自然に流れ出ない、
というトラブルはありましたが、それ以外はいたって順調!
「絶対に明日退院する!」と気合十分でした。

ですが、ひとつ不安があります。
外出先では絶対に眠れないということ。
手術の前日も入眠剤をもらいました。
手術の日の夜も、入眠剤を飲まないと眠れなそうな感じです。
昼間のうちから、看護師さんに入眠剤をリクエストしてあります。
ですが、21時過ぎても届きません。
21時半を過ぎて消灯・・・。
23時まで頑張ってみましたが、やっぱり眠れない・・・。
看護師さんは呼ばないと来てくれなさそうです。
仕方なくナースコールを・・・
と私が押したのと同時に、向かいのベッドのおばあちゃんも
ナースコールを押したようでした。
ナースコールの二重奏になってしまいました。
私が呼んだ看護師さんはすぐに「入眠剤ですね」と持ってきてくれました。
入眠剤を飲んで、その日はぐっすり・・・
しようと安心して目をつむったところに、
ちょうど向かいのベッドのおばあちゃんが呼んだ看護師さんが登場。

看護師さん「トイレですか?」
おばあちゃん「ごはんまだ?」
看護師さん「・・・。今11時ですから、みんな寝ているんです。
      寝てくださいね。」
おばあちゃん「ああ、そう・・・」

昼間はしっかり看護師さんとお話しされているおばあちゃんでしたが、
この時は寝ぼけちゃんたんでしょうか。
翌朝、このおばあちゃんのところに他の看護師さんがいらして、
「ここではリハビリがしっかりできないから、
他のリハビリができる病院にうつりましょう」
とお話をされていました。
確かに、ここの病院でリハビリしているところを廊下や階段で
見かけたことがありました。
リハビリする場所がないのですね。
「ここの病院のお会計は、後でも大丈夫ですから」
と看護師さんはおっしゃっていました。
ですが、「おうちの人は誰か来てもらえそうな人はいますか?」
と聞いたときに、おばあちゃんは言葉を濁していました。
どうやら、一人暮らしをされているおばあちゃんのようで、
近くに頼れる身内もいないようなのでした。

おばあちゃんは私の退院の日に、リハビリ施設のある病院に
うつったようでした。
今頃、どうなさっているのでしょうか。
元気にリハビリされているといいのですが。
近くに家族がいなくて、前向きになれるのでしょうか・・・。

病院にいると、いろいろな方の人生が見えてきてしまうようでした。

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