先週、子宮頸がんの経過観察に行ってきました。
実に3カ月ぶり。
久しぶりの病院は、もう忘れかけている場所でした。
今までは病院に来ると、実家に帰ってきたような、
なんかちょっとホッとするような気持だったのですが。
今となっては、「なんかもうちょっと面倒だな」ぐらいの気持ちもあり、
人間って、本当に忘れる生き物だなと。
つくづく思います。
いつものように採血をして、婦人科の廊下の待合室で順番が来るのを待ちます。
この日は意外と空いている感じでした。
いつもギューギューな待合の椅子も、ゆったりと座れました。
採血の検査で、診察までかなり待たされるのはもう馴れっこでした。
今までは「なんでこんなに待たされるんだろう・・・何か見つかったのでは?!」
と、不安になったこともありましたが。
今は余裕です。
私の番号が呼ばれていざ診察室へ。
今回は野村周平さん似のイケメン先生でした。
周平先生「前回の細胞診の結果と今回の血液検査の結果、どちらも異常はありませんでした。」
うんうん、やっぱりね。もう大丈夫なんだわ私。
そしていつものように、内診。
久しぶりの内診は、だいぶ抵抗を感じますが・・・。
ですが今さら恥ずかしがっても仕方ないし。
さっさと終わらせたいので、てきぱきと診察を受けます。
内診も終わり。これで帰れるゾ!経過観察よゆうー!
と思って、さあ帰ろう、とすると、
周平先生「手術からちょうど1年経ってますので、CTを取ってください」
・・・へっ?なに?CT?
なんでしょう。それ。
先生「1年に1回はCTをとっておいたほうがいいと思います」
私「あ、あのお、CTってどんな検査でしたっけ・・・」
先生「・・・!?CT受けたことないですか?」
私「1年前のことなので、あまり記憶が・・・」
先生がパソコンで私の診察の履歴を調べると、やはりCTは受けたことがないことが判明。
どおりで記憶がないわけです。
一瞬、自分がボケちゃったと思っちゃったじゃないですか!
ただ、
先生「MRIは受けているんですね。・・・CTはMRIよりは早く終わりますよ。
MRIは、狭くてすごい音がしますが、CTはもう少しゆったりした中に入ります。
時間もそんなに長くはかかりません。」
とのこと。
先生「CTは肩から胸などに転移していないかを検査します。」
ああ、そうか。
まだ転移とかって。
可能性があるんだ。
転移、という言葉で、一年前の不安な気持ちがよみがえってきました。
自分は癌だったんだよな~
死ぬかもって思ったし、毎日恐怖と必死に闘ってた・・・。
今は普通に生活しているけど、まだまだ癌とは切り離せない状況なんだよな・・・。
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