手術が終わり、ベッドに乗せられた私はそのまま運ばれて、
自分の病室に戻ってきました。
同部屋の方は、この騒ぎに「何事か!?」と驚かれたかもしれません。
お年を召した方が、静養している静かな病室でしたから、
ベッドが出たり入ったり、うるさかったかもしれません・・・。
病室に戻ると、母と旦那さんが待っていてくれていました。
2人とも主治医の先生から手術の経過は聞いていたようです。
しかも、円錐切除術切り取ったものもしっかりと見たらしい。
旦那さんはそういうの苦手なので、見ないと思ったのですが、
私の母が一緒だったので、なぜか気を使って、
先生から「ご覧になりますか?」と聞かれた時に、
「見ます」と先生に言ったみたいです。
アレ、なんで見せるんでしょうね。
「ちゃっと切り取ったよ!」っていう確認のためかなあ?
見てもなんだかわからない、と思うのですが。
旦那さんはそういうのが苦手で。
私の出産にも立ち会いませんでした。
今は出産で立ち会う方もそこそこいるのではないかと思います。
私の時も、友人が出産する際、熱心な旦那さんは立ち会っていました。
まあ、中には奥さんに頼まれて仕方なしに立ち会う、
という旦那さんもいらっしゃるかもしれませんが。
私は二回出産を経験していますが、
旦那さんの立ち合いは二回とも拒否しました。
旦那さんも拒否でした。お互い意見が一致していたワケです。
ですが、初めての出産のとき、産道が固くて
赤ちゃんがなかなか出てこられなかったんです。
私は痛みで病院中響き渡る声で「ギャーギャー」叫びまくり。
夜中でしたので、旦那さんも仕事が終わって
出産する部屋の廊下で母と待ってくれていました。
で、赤ちゃんが出てこられず、苦しんでいる私を見かねて助産師さんが
廊下で待っていた旦那に「旦那さん、中に入りますか?」声を掛けたみたいです。
旦那さんが戸惑いつつ、「たぶん(私に)嫌がられると思います」
というようなことを言ったみたいです。
で、助産師さん、私にも「旦那さんに入ってもらいます?」
と聞きました。
私はも「だめです。」と即効お断りしました。
旦那さんがいても、痛いのは変わらないし、
たぶんあんまり力にもならないのではないかと。
自分が強がりだからか、あんまり旦那さんに信頼がないってことかも。
出産する奥さんの中には「旦那さんにずっと一緒にいて励ましてほしい!」
と思う方も大勢いらっしゃるので、人それぞれですね。
私の場合、想像を絶する痛さに、あらゆるものにイライラムカムカ!!!!
怒り爆発中でしたから。
「誰にも触れられたくない!」
って思ってました。
もちろん、助産師さんにも触られたくありませんでしたが、
助産師さんが触るのは仕方ないので、そこは我慢しました。
看護師さんには、「早く~何とかして!」とは言ったかもしれません。
私は痛みに弱いってことを自覚できた出来事でした。
恥ずかしい出産時の思い出です。
出産は、女性だから耐えることができる、男性には耐えられない、
と、よくいわれていますが、絶対にそんなことはありません。
女性にだって出産の痛みはきつい。
きついものはきつい。あれは本当に・・・!!!
私だって耐えられないけど、赤ちゃんが出てきたがっているし、
体は赤ちゃんを出したがっている。
痛みに耐えたくなくても、自分ではとめられないってことです。
ああ、今思い出しただけでも、恐ろしい。
あ、また話がそれてしまいました。
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