入院中で最も不安なことは

実は私は、場所が変わると全く眠れない人間なのです。
旅行に行くにも、出張に行くにも、
何より心配なことは、「まったく眠れない」ということ。

保育園で5歳ぐらいのとき。
初めて家族旅行で鎌倉へ行った夜・・・眠れなかった、
のをいまだにはっきり覚えています。
それが始まりです。

夏休みの家族旅行は毎年眠れなかったですし、
小学校のキャンプも、修学旅行も眠れませんでした。
さすがに子供の頃は、一睡もできなかった、ということは
ありませんでしたが。深夜まで起きていました。
6年生の修学旅行の時なんて、眠れなさ過ぎて
担任の先生の部屋にまで行って「眠れません」といいに行き、
先生はびっくりしてバーッと飛び起きたのを覚えています。
あの時は驚かせてしまって、本当に申し訳なかったです。
この場を借りて、お詫びします・・・。
先生、お疲れのところ起こしてしまい、本当にごめんなさい。

前置きが長くなった上に、話がそれてしまいましたが、
今回の入院でも手術よりも何よりもハッキリ言って心配だったのが、
そう、「夜、ちゃんと眠れるか?」ということです。

手術をする前に、「頑張って」と母や旦那さんに言われましたが、
「私は寝ているだけで、頑張るのは先生だから」と答えていました。
それより気になるのは、眠れるかどうか?
心配でたまりませんでした。

眠れないということは、眠れない人にしかわからない苦しみがあります。
眠れないよるというものは、非常に長くて辛いものです。
イライラしてきますし、最終的には泣きたくなります。

もし、手術の前後、夜、眠れなかったら・・・
考えただけでも恐ろしいことです。

手術の前の晩は、しっかり眠って体力を温存しておきたいですし、
当日の夜は、しっかり眠って体力を回復させたいところです。

でも、絶対に眠れない。
その自信はかなりあります。
5歳の時から眠れないんですから。

ですから入院のスケジュールに「眠剤を飲むことができます」と
書いてあったのを見つけた時は、本当に安心しました。
ネットでも、「手術の前の晩、眠剤をもらった」という記述を発見し、
安心したのを覚えています。

担当の看護師さんから入院、手術の説明があったとき、
「間違いなく眠れないので、お薬をお願いします!」
と強調しておきました。
看護師さんは、笑顔で了承。
ああ、これで手術も怖くない!
病院で出してくれる薬なら、安心だし、効果も高いに違いありません。

不眠は手術よりも怖い。

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